2005/1/8(土)ー16(日) 味岡映水作 市松人形展

昨年末は暖かい日が多かったですね。

さて、年が明け、新年より寒い日が続いています。
「やっと冬が来た」そうおっしゃるお客様も多いように感じます。

現在、二階ギャラリーで「味岡映水作 市松人形展」
が開催中です。 どうぞご覧ください。

今年、新春最初の展示会にふさわしく、格調高く、雅びやかで可愛らしい市松人形が揃いました。

新春らしく、みんな「晴れ着」でお出迎えです。

味岡映水さんは、京都の伝統的な人形師です。

江戸時代から続く伝統の技法「ねりがしら」による可愛らしい顔立ちに古布縮緬の着物、帯を身に纏った一点物の市松人形が揃いました。

ねりがしら(桐塑ともいいます)は今では非常にめずらしく、日本でも数件しかつくっていない伝統工芸です。
また、一つ一つ手作りなので、同じ顔はひとつとしてなく丁寧に塗り重ねた胡粉は、本物の人間のような質感を肌にあたえるのだそうです。
お顔を作り上げるだけでも、地抜き、眼入れ、地塗、中塗り、色塗り、彩色、毛ふき、結髪…といくつもの行程を重ねて、丁寧に丁寧に作り上げられています。

髪の毛の素材も様々ですが、中には人毛(中国の女の子守のけが最高級品だそうです)を使われているお人形もいて、美しい天使の輪がその髪に輝いています。

着物も、古布を使って一点一点色重ね、帯との組み合わせを大事に考えて作られています。
子供のお人形は「中性」だとかんがえられているのでしょうか?男の子のお人形も振り袖を着ています。

座り市松をご覧頂くとお分かりになられると思いますが、一つ一つ、小さい足に足袋まで履いています。立ち市松も、同じように、きちんと足袋を履いているんです。

京人形は、そもそも新生児のこれからの無事を願う気持ちが込められたものだったといいます。

お雛様と共に、こうして市松人形まで飾る家はなかなか少なくなってきましたが、大切な子供のお守りとして、また、最近は「子供が男の子ばかりだから、女の子の代わりに…」と言って市松人形を手に取られる方もいらっしゃいます。

伝統の技術と卓越したセンスによって生み出される、味岡映水さんの市松人形。一体でもお家に飾ることが出来ればすごく幸せなことだと思います。

今月、末より、毎年恒例の「手作りお雛あそび展」が開催されます。これまでにご紹介した、木目込み人形や市松人形のほかにも、和紙やガラス、縮緬、陶器等で作られたお雛様とおままごと気分をよみがえらせるような可愛い雛道具が揃います。
これから数ヶ月間、いぐさブティック草の雅な世界をお楽しみ下さい。

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